小学生でも使える便利な計算の裏技(その1 足し算編)
☆長い足し算はまとめようと努力する。
53+24はすぐ暗算できるだろうけど、
14+25+36+87+46+39+6+45+52 はどうだろう。
これは、1つづつ14,39,75…と計算するよりも
きりのいい数字(下1桁が0など)でまとめたほうがミスが減り、効率がよい。
方法は、足し算をまとめるだけで簡単です。
ミスが起こらないように斜線かなにかで消してしまうのがいいかもしれない。
(25+45)+(14+36)+(46+39)+(87+52+6)
=70+50+85+145
=120+230
=350
運が良く、10の倍数となったが、だいたいなんかめんどくさいのが余る。がんばろう。
確かめはもう1回計算しよう。
これをどこで使うかというと、Excelと電卓が禁止された平均値の計算など。
☆位に近い数字
4542+6972などはどうやって計算しましょうか。
繰り上がりも考慮して1万…せん…ごひゃく…ってやってもいいですけど、
4542+(7000-28)と考えることもできます。
このとき、答えは
11542-28=11514です。
ね、簡単でしょう?
さて、これはどうだろう
80246+56835
これは、(80000+246)+56835と表されます。
だから、136835+246を計算すれば良い。
数字が大きいからって焦る必要はありません。
答えは137081です。ね、簡単でしょう?
☆繰り上がりを考慮する(一種の暗算法)
45523+36969これはどうでしょう。
たす時に、もう一つ下の位も見ます。
もう一つ下の位の和が10を超したら、その位の和に1足しましょう。
45+36なので、繰り上がる。4+3は7なので、それに1つける。一万の位は8。
55+69は繰り上がりますよね。ここで、5+6は11なので、千のくらいは11の1の位と、繰り上がりの1をつけて2です。
52+96 くりあがらない。5+9=14 百の位は4
23+69 くりあがる。2+6=8 1加えて9 十の位は9
3+9=12 一の位だけみよう。よって一の位は2
結果は、45523+36969=82492
どうでしょう。このレベルの計算は10秒もかかりません。ただし、12345+87655のように、影響が3桁以上及ぼす可能性があります。
自分が考えたやり方ですが、ガバガバ過ぎて参考になりません。これは、筆算と同じように下から計算するのが速いとおいます。
☆平均の基準
あるバンドの身長を測った。これの平均値を求めよ。
170,172,164,178,171
こういう問題は、すべての和÷人数をすればでますが…
基準を設ければ、和を比較的早く計算することができます。
(170+172+164+178+171)÷5を170を基準として
170+(0+2-6+8+1)÷5と変形できます。
170からの差ですね。
もとは170×5÷5でしたが、5をかける必要はありません。
これは170+1となり、171と求められました。
全ての合計を求める場合は、(170×5)+(0+2-6+8+1)です。(÷人数はしません)
○問題集
(1) 73905+70552
(2) 246+684+376+281+309
(3) 53856+88545
(4) 196+186+211+205+207+199
○解説まであと6
5
4
3
2
1
(1) 73905+70552
=73905+(70000+552)
=74457+70000
=144457
(2) 246+684+376+281+309
=(246+684)+(281+309)+281
=930+590+281
=1520+281
=1801
(3) 53856+88545
=142401
(4) 196+186+211+205+207+199
=200×6+(-4-14+11+5+7-1)
=1200+4
=1204